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リラックス空間スヌーズレン

 スヌーズレンとは、重度知的障害者を魅了する感覚刺激空間を用いて彼らにとって最適な余暇やリラクゼーション活動を提供する実践であり、またそのプロセスを通して構築されてきた理念です。
スヌーズレンという用語は、オランダ語でスヌッフレン「クンクン匂いを嗅ぐ」、ドゥースレン「うとうとする」という用語を組み合わせた造語で、外界を探索することや心地よくまどろむ状態を示すものです。

 ISNA日本スヌーズレン総合研究所では、スヌーズレンを以下のように定義します。
「スヌーズレンとは、対象者のニーズに応じて、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚などを適度に刺激する、心地よい人工的な多重感覚環境を部屋や教室などに創出し、対象者と介助者(または指導者)と環境との三者間の相互作用により、介助者(または指導者)が対象者に寄り添い、対象者の自己選択、やすらぎと楽しみ、主体性の発揮と相互の共感を重視して、特に対象者の余暇活動(レジャー)を促したり、障害や病気などの改善や回復・克服を目指したり、さらに心身の発達を促し支援する活動である。総じて、スヌーズレンは人々の生活の質の向上に寄与する活動である。」

 スヌーズレンのオランダの2人の創始者たちは、当初重度知的障害者が施設内で脅威と緊張の中で生活している姿を見て、その処遇を改善すべく、やすらぎの活動としてスヌーズレンを始められました。その後世界中の実践者や研究者がさまざまな実践と研究を重ね、今日では、スヌーズレンは、世界的に、余暇活動として、さらにセラピーや教育活動としても認識されていて、対象者のニーズに応じて、さまざまな利用の仕方があると理解することができます。
(参照 : 日本スヌーズレン協会